私の年代の親世代はほとんどが80代前後です。
幸いにして介護の必要もなく、お金の管理も衣食住の生活全般も、
自分のことは自分で全てできるという方が、
だんだん少なくなってくるのが現状です。
もし、離れて暮らす親がある日突然倒れて、
意思の疎通がはかれなくなったらどうしましょう?
75歳以上だからそんなに高額な医療費はかからないにしても、
充分な治療は受けてほしいが、先立つものが充分でないと、
心配は増幅してしまいます。
「そんなことが起こったら困るよね~」っていいながら、
ではどう準備するか!を考えるのは棚上げ状態!
の方は多いと思います。
いろんな人に聞いてみても、親の保険や貯蓄、年金の状況を子世代
が把握できている家庭は多くありません。
また親世代は、年金はけっこうたくさん受給できているのに、
「将来のために積立!」して、
つつましい生活をしている方もとても多いのです。
女性は特に80歳を過ぎると足腰が弱る方が多く、
行動範囲や量はだんだんと狭まり少なくなってきます。
美味しいものだってそんなにたくさんは頂けないし、
残念ながら歯も傷んできます。
今までずっと家族のためにを第一義に生きてきて、
自分の為にお金を使うことが不得手なかた、
罪悪感すら覚える方が多いのです。
そうやって、預貯金や国債として滞留しているお金は
いったいどれだけあるのでしょうか?
自分の人生を楽しく豊かにするために「お金」が動きだしたら、
必要な世代(子や孫)に「お金」がもっとスムーズに譲渡されたら、
きっとこの国は少しでも元気になるのにって思います。
そのためには、家族のなかでお金のことをちゃんと話し合えることが
大切です。
まずは、きっかけを作りましょう!もし病気に倒れることがあった場合に、加入している保険があり、
保険金が利用できて充分な医療を受けられるはずだったのに、
本人しか知らなかったら、
しかも本人は手続きできない状態になっていたら、
せっかくの保険が必要なときに利用できないかもしれないし、
家族にも大きな不安や負担を強いることになるかもしれない。
お互いに話し合って知らせあっておくことで、
そんな事態がおこらなくとも安心で心強くいれるよね!
これって家族みんなが幸せになることだよね!
って。
親世代に確認しましょう!◎医療保険の加入しているか?
◎その保障はいつまでか?
◎指定代理請求人がだれになっているか?
◎指定がない場合や、ふさわしくない場合は指定代理請求人を変更しましょう。
※「指定代理請求制度」とは?
入院給付金や、手術給付金、高度障害保険金、特定疾病保険金、
リビング・ニーズ特約保険金、介護保険金、介護年金などは
被保険者本人が受取人ですが、
被保険者本人に心神喪失などの特別の事情がある場合に、
契約者があらかじめ指定した代理人(指定代理請求人)が
受取人本人に代わって保険金を請求できる制度です。
80歳を過ぎて医療保険の保証期間が終了してしまった方も多いかも
しれませんが、だったらなおさら親の保険の「指定代理請求人」を確認
し、指定がない場合はできるひとが「指定代理請求人」になりましょう!
これをきっかけに、これからの時間とお金の使い方、病気になった時の
対応のしかた、不動産などの資産の管理や相続についての話し合いが進む
ようにしていきましょう。
何かあった時、どこにどんな連絡をすればよいかわかっていたら、
覚えていなくとも、どうしたらよいかわかる書類の場所がわかっている
これだけでも心強いことと思います。
私は、そのお手伝いができます!
みんなもっと「おカネ」のはなしをしようよ!
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